能登半島地震に被災された授乳中のお母様へ
令和 6 年能登半島地震において、被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。
道路は寸断され、断水やお湯不足により哺乳瓶を洗ったり、粉ミルクを溶かすことができないという問題が発生し、赤ちゃんを育てているお母さまの中でお困りの方がいると聞きました。現在、粉ミルクメーカーなどの支援により、液体ミルク、使い捨ての授乳カップなどを送る動きが広まっています。当院でも何かできる事はないかと模索しています。
また、突然の災害で様々な理由により母乳育児を断念しようかと考えている人がいると聞きました。しかし、母乳は赤ちゃんの成長に必要な栄養を効率よく与える事ができます。母乳で育児をされているお母さまは、少しでも授乳を続けてください。
今、被災地で育児困難を感じているお母さまも多くいる事と思います。赤ちゃんを育てるお母さまで何かお困りの方は、ためらわずお近くの助産院、産科クリック、そして分娩を取り扱っている病院、保健センターの保健師さん等にご相談ください。
1日も早く赤ちゃんとお母さまに笑顔がもどります事をお祈り申し上げます。